こんにちは。 最近AIブームでいろんな仕事にAIが使われています。私もいろんな場面で使ってきましたが、最近、ふとこんな疑問が頭に浮かびました
「AIの投資判断って、実際どうなんだろう?」
そこで今回は、ちょっとした遊び心から、GoogleのAI『Gemini』に投資コンサルをしてもらうことにしました。軍資金は1万円。
このお金をAIに託し、1年後どうなっているのか実験してみようと思います。
※免責事項※
この記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。また、本ブログを参考にした投資によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。投資の最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。
AIを投資コンサルに任命する
今回はGemini2.5Proにコンサルしてもらいます。
まずは、企画の趣旨と最初のオーダーを伝えてみました。
あなたは私の投資コンサルです。目標は1年で10%のリターンです。配当金含めて10%利益が出れば問題ありません。どの銘柄がよいと思いますか?
すると最初に、
【重要】はじめにお読みください
本稿は、特定の銘柄の購入を推奨するものではなく、あくまで投資判断の参考となる情報提供を目的としています。投資の最終的な判断は、ご自身の責任と判断で行っていただきますようお願いいたします。
ちゃんとリスクも考えて行動する、優秀なコンサルでした。
そして、しっかりとアドバイスをくれました。
2025年の日本株市場は、賃金上昇を起点とする「経済の好循環」により、多くの専門家が堅調な展開を予測しています。年末には日経平均株価が44,000円〜45,000円台に達するとの見方もあり、個別株で10%の利益を狙うには追い風の環境です
いい感じの回答をしてくれました。
そして、Geminiが考えるロジックについて、長々と提案してくれたので、項目に分けてまとめると、
銘柄を選ぶ際の4つの視点
- 成長性: きちんと売上や利益が伸びているか?(未来への期待度)
- 収益性: 効率よく利益を出すのが得意か?(稼ぐ力)
- 割安性: 企業の実力に比べて、株価は適正か?(お買い得度)
- 財務健全性: 倒産などのリスクは低く、体力はあるか?(会社の安定性)
2025年に注目されているテーマ・業種
1. 内需関連株: 2025年に発足が見込まれる米国新政権の関税政策の影響を受けにくい国内向けのビジネスが注目されている。
- 銀行・金融: 国内の金利上昇や賃金上昇の恩恵を受けやすい
- 不動産: デフレ脱却の流れが追い風に
- 情報・通信、サービス、小売: 国内のIT投資や個人消費の拡大から恩恵を受けると予測されている
2. 株主還元を強化する企業: PBR1倍割れの改善要請などを背景に、増配や自社株買いを積極的に行う企業への注目度が高まっている。
銘柄の選定
色々解説してもらいましたが、今回の企画の趣旨はあくまで「AIに銘柄を決めてもらう」ということです。
Geminiさんに嫌でも選んでもらいます。
具体的な銘柄を10個あげて
その結果がこちら
証券コード | 企業名 | 注目される理由(例) |
8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 【金融・PBR改善】 国内金利の上昇による利ザヤ改善への期待。PBR1倍割れからの改善に向けた株主還元強化の動きも注目される、日本の金融セクターを代表する企業。 |
8058 | 三菱商事 | 【総合商社・株主還元】 ウォーレン・バフェット氏の投資で注目度が高い。高い配当利回りに加え、継続的な増配や自社株買いなど積極的な株主還元姿勢が評価されている。 |
6501 | 日立製作所 | 【IT・DX】 デジタル事業「Lumada」を核とした成長戦略が進行中。ITとインフラ技術を融合させた独自の強みを持ち、国内外でアナリストからの評価も高い。 |
8035 | 東京エレクトロン | 【半導体】 世界トップクラスの半導体製造装置メーカー。AI、データセンター、EV(電気自動車)など、あらゆる産業で需要が拡大する半導体市場の中核を担う。 |
9613 | NTTデータグループ | 【情報通信・安定成長】 国内外で旺盛なDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を取り込む。官公庁や金融など安定した顧客基盤を持ち、着実な成長が見込まれる。 |
6098 | リクルートホールディングス | 【人材サービス・グローバル】 求人検索エンジン「Indeed」を擁し、世界的な人材市場で高いシェアを誇る。景気回復局面における企業の採用意欲の高まりが追い風となる。 |
1812 | 鹿島建設 | 【建設・内需】 国内の大型再開発プロジェクトや、国土強靭化、物流施設の建設需要などが堅調。資材高騰を価格に転嫁できるかが今後の焦点。 |
4661 | オリエンタルランド | 【サービス・インバウンド】 強力なブランド力と独自の世界観で、高い集客力を維持。インバウンド(訪日外国人)の回復や、新エリア開業による客単価の上昇が期待される。 |
4063 | 信越化学工業 | 【素材・世界シェア】 半導体の基板となるシリコンウェーハと、建築資材などに使われる塩化ビニル樹脂で世界トップシェア。高い技術力と収益性を誇る優良メーカー。 |
8593 | 三菱HCキャピタル | 【リース・連続増配】 25年以上にわたり減配せず、増配を続ける「累進配当」方針で知られる。安定した配当収入(インカムゲイン)を重視する投資家からの人気が高い。 |
かなり定番どころを上げている感じはしますが、だからこそとても期待が持てる気が!
そしてさらにこの中から一つだけ選んでもらいました。結果は、
三菱HCキャピタル (8593)
今回の投資先に決めた理由
① 買いやすさ: 1株1,130円前後(2025年8月5日時点)なので、1万円で8株ほど購入できます。複数の株を持つことで、値動きや配当を実感しやすいです。
② わかりやすい魅力: 「25年以上も減配せず、配当を増やし続けている(累進配当)」という実績は、投資初心者にとっても安心材料になります。年間の配当利回りも3.9%前後と高水準です。
③ 値動きの安定感: 株価が比較的安定しており、大きな下落リスクが相対的に低いと期待されます。じっくり腰を据えて投資の第一歩を踏み出すのに適しています。
というわけで「三菱HCキャピタル」に決定!!
買い時の提案「今だ!!」
そして最後に買い時も提案してもらいました。すると、
「今すぐ1万円分すべてを投資する」のではなく、
・今月(8月)に3,000円分買う
・来月(9月)に3,000円分買う
・再来月(10月)に4,000円分買う
大真面目な回答が返ってきてしまいました。
いや、私もそれが正解だと思いますが、今回の企画的にはこの月だ!というのを決めてほしいと思ってました。なので問い詰めたところ…
もし私が同じ条件で1回だけ投資するなら、「8月」を有力な候補として考えます。
今じゃん!(2025年8月6日)
ということで購入しました。

さあ、ここからどうなるのか!
1年後に答え合わせ!
さて、AIに託した私の1万円は、1年後に一体どうなっているのでしょうか。 私の期待を超えるパフォーマンスを見せてくれるのか、それとも「AIもまだまだね」という結果になるのか。
答え合わせは、2026年8月。
このブログで、その結果を必ずご報告します。 AIと私の、1年間にわたる壮大な遊び。まずは「仕込み編」はここまで。
半年ぐらいたったら、中間発表もします。
次回の更新までどうぞお楽しみに!